漫画海賊版サイトの閉鎖状況一覧「最新」!取り締まり状況や代わりのサービスも紹介

漫画海賊版サイトの閉鎖状況一覧「最新」!取り締まり状況や代わりのサービスも紹介

2025年現在、日本国内外での海賊版サイト取り締まりはますます強化されています。

かつて一世を風靡した「漫画村」から最新のクローンサイトまで、その閉鎖状況は日々変化しています。

本記事では、最新の閉鎖済み海賊版サイト一覧を紹介しながら、摘発の背景や今後の動向についても解説します。

個人的に現場を見てきた経験も交え、数字や事例だけでは見えてこない“空気感”までお伝えします。

目次

日本国内で閉鎖された有名漫画海賊版サイト

漫画海賊版サイトの閉鎖状況一覧「最新」!取り締まり状況や代わりのサービスも紹介

最初に名前を思い出すのは、やはり漫画村でしょう。

2018年の春に突然アクセスできなくなったあの日、ネット界隈はざわつきました。

私も当時、ニュースサイトやSNSのタイムラインが「漫画村閉鎖」の話題一色になっていたのを覚えています。

もともと知ってはいたけれど、そこまで頻繁に見ていたわけではない私でも、あの衝撃は忘れられません。

漫画村の閉鎖は、日本の出版業界にとって一つの分岐点でした。

出版社や著作者が本格的に海賊版撲滅に動き出すきっかけにもなりましたし、その後の法改正や対策強化の土台にもなりました。

閉鎖直後は「もうこれで終わりか」と思ったものですが、すぐに漫画タウンや星のロミといった後継サイトが姿を現し、正直驚きました。

あれだけ大きく報じられても、運営側はすぐに別の看板を掲げて戻ってくる。この「もぐら叩き」のような展開が始まったのです。

星のロミは特に印象的でした。漫画村運営者との関連が取り沙汰され、2019年の夏には運営者逮捕の報道がありました。

あのときは、サイトが開けなくなる瞬間をリアルタイムで体験しました。

何度リロードしても真っ白な画面が出るだけで、これはもう本当に終わったんだなと実感したのを覚えています。

その後も、漫画バンクやManga Rockなど、表舞台から消えていくサイトが次々に出てきました。

閉鎖の裏には裁判や摘発だけでなく、広告主の撤退や支払いシステムの停止といった“間接的な締め付け”もあるようです。

こうした背景を知ると、ただの「違法だから閉鎖」ではなく、経済的な包囲網がじわじわと効いていることが見えてきます。

 

閉鎖済み海賊版サイト一覧表(国内)

サイト名 閉鎖時期・状況 背景や特徴
漫画村 2018年4月 閉鎖 無差別な漫画・雑誌・小説のアップロードで話題に。衝撃の閉鎖でした。
漫画タウン 2018年7月頃 閉鎖 漫画村の後継として登場しましたが、あっさり消えた印象。
星のロミ(ほしのろみ) 2019年7月頃 閉鎖 漫画村と関連、運営者逮捕による閉鎖で一斉に終了しました。
Manga Rock(アプリ) 2019年9月 閉鎖 App Store/Google Playで配信され、多くの人がダウンロードした記憶。
漫画BANK(漫画バンク) 2021年11月頃 閉鎖 出版社による提訴と運営者逮捕で、急に使えなくなった衝撃。
13DL 2023年6月頃 閉鎖 米国裁判所の発信者情報開示命令で、最後に大量リンクを残し閉鎖。
hikarinoakari.com 2024年7月 閉鎖 日本の楽曲専門の海賊版リーチサイト。RCAによる摘発。
B9GOOD 2024年3月 判決確定、閉鎖 最大級アニメ海賊版サイト。中国公安による摘発、運営者有罪。
アニメ海賊版16サイト(中南米) 2024年8月 閉鎖 CODAらによる「アニメ作戦」で、一斉閉鎖されました。
アニメ海賊版15サイト(ブラジル) 2024年12月 閉鎖 CODAの「ノック&トーク」で、広告収益基盤のサイトを一掃。
その他複数のリーチサイト 2022年以降 周期的に摘発 アニメや漫画サイトへのリンク誘導のみの「漫画天国」なども摘発。

 

閉鎖されても姿を変えて生き残る漫画海賊版サイト

完全に消えたように見えて、別のドメインや名前で復活するケースも少なくありません。

漫画ロウはその典型で、閉鎖報道が出ても少し経てば別URLで動き出していることがあります。

検索すると「ミラーサイト」として紹介されているものも見かけますが、どれも見た目や使い勝手はほぼ同じ。こういうしぶとさには驚かされます。

RawkumaやRawdevartもそうですが、海外サーバーに置かれている場合、日本の法執行が届きにくいこともあって、長期間稼働し続けています。

実際にアクセスしてみると、更新頻度がやたらと高いサイトもあり、毎日のように新しい作品が追加されている様子が見て取れます。

違法とわかっていても、利用者がゼロにならないのは、この「更新スピード」が一因かもしれません。

一度閉鎖されたSakuraMangaが復活していたときは、正直「また戻ってきたのか」と半ばあきれてしまいました。

海外の法律や規制の違いを逆手に取った動きは、日本国内の法改正だけでは抑えきれない部分です。

HitomiやSenMangaのように、アダルト系や多言語対応で世界中のユーザーを対象にしているサイトは特にしぶとい印象があります。

実際、友人が「このサイトもう閉鎖されたらしいよ」と言ってリンクを送ってきたことがありました。

試しにアクセスすると、確かに日本からは見られない状態。

しかしVPNを通すと普通に開けてしまい、「閉鎖された」という言葉がどれほどあいまいかを痛感しました。

こういう状況を考えると、「閉鎖=完全消滅」ではないと感じます。

 

稼働中とされる主な海賊版サイト一覧表(2025年時点)

サイト名 状況・特徴
漫画raw(Manga Raw) 2025年6月25日時点で「mangaraw.moe」が稼働中。最新マンガが毎日更新され、サーバーは海外。広告やマルウェアのリスクが極めて高い。
Manga1001 漫画rawのクローン的存在。時々アクセス不能になるが復活を繰り返している。
MangaGohan(漫画ごはん) 漫画BANKの後継と噂されるサイト。更新が途切れる時期があるものの、2025年も動作中。
Rawkuma 海外拠点。新作更新が多く、一見便利に見えるが、悪質広告やウイルス感染の報告多数。
Rawdevart 多言語対応で、マンガ以外のジャンルも配信。長期間稼働が続いている。
SakuraManga(さくら漫画) 閉鎖と復活を繰り返しながら生存。更新は不定期。
Hitomi(hitomi.la) アダルト作品が中心。ダウンロード形式で提供され、詐欺広告の危険性がある。
Sen Manga 2012年から運営されている古参サイト。今も海外から配信が続く。
Manga ZIP(漫画zip) ZIP形式で漫画を配布。ダウンロード型ゆえ、ウイルス感染の可能性が高い。
Manga Raw クローン群 Mangajapan、Mangapro.top、HAMIRAW、13DL.NET、NIKARAW、manga4uなど複数の派生サイトが断続的に稼働中。
NIKARAW HAMIRAWやMANGA11などに名称を変えながら存続。広告はアダルト寄りで危険度が高い。

 

漫画海賊版サイトの取り締まり状況

日本国内だけでは抑えきれない現実を踏まえて、国際的な連携も進んでいます。

ブラジルと日本が共同で行ったOperation Animesでは、アニメ海賊版サイトがまとめて閉鎖されました。

実際にその一覧を見たとき、アクセス数が月に何千万もあるサイトがずらりと並んでいて、その規模の大きさに驚かされました。

B9GOODの摘発は、国内のアニメファンにも衝撃を与えました。これまで「海外サーバーなら安全」という幻想を抱いていた人も多かったはずですが、このケースでは運営者が実刑判決を受けています。

まるで、見えない網がじわじわと広がっているような印象を受けます。

ABJが発表したデータによると、2023年の出版物海賊版による被害額は約3,818億円。それでも前年より25%減少しているそうです。

数字だけ見ると改善の兆しですが、2020年と比べると依然として1.8倍以上。

つまり、海賊版が当たり前に存在する状況はまだ変わっていないということです。

個人的には、閉鎖や摘発のニュースが流れるたびに、「これで少しは減るだろう」と思ってしまうのですが、次の瞬間には別のサイトがSNSで話題になっている。

もはや単純な取り締まりだけではなく、利用者側の意識や習慣を変える取り組みも必要ではないかと感じます。

便利さや無料という魅力を上回るだけの公式サービスやキャンペーンがなければ、この循環は止まらないのかもしれません。

そして、こうした動きの中で、今後どんな技術的な攻防が繰り広げられるのかにも注目しています。

ドメインホッピングや新しい暗号化手法など、運営側の工夫は尽きません。

一方で、通信事業者や検索エンジン側がどう対応していくのか。

もしかすると、数年後には今とは全く違う形の「海賊版対策」が当たり前になっているかもしれません。

私はこれからも、この変化を追いかけながら、「なぜこんなに根強く残るのか」という疑問を持ち続けたいと思います。

そして、数字や事実だけでなく、そこにある人間の心理や欲望の部分まで掘り下げることが、海賊版問題を本当に理解する近道だと感じています。

 

 

 

海賊版サイトの代替案:安全に読んで観るため

種類 具体例 特徴・ポイント 体験・補足
電子書籍ストア Kindle、BOOK☆WALKER、ebookjapan、楽天Kobo 品揃え豊富、発売日に自動配信、購入ポイント還元あり 最新刊の予約で発売日に届くのが便利
公式マンガアプリ 少年ジャンプ+、ゼブラック、マガポケ、サンデーうぇぶり、マンガワン、コミックDAYS、ComicWalker、GANMA!、LINEマンガ、ピッコマ 無料話・先行配信あり、試し読み可能 ゼブラックで全巻無料キャンペーンを利用し一気読みした体験
アニメ配信プラットフォーム dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Netflix、Amazonプライムビデオ、Disney+、Hulu、ABEMA 見放題・同時配信あり、短期契約で節約可能 季節ごとに契約先を変えて視聴する方法で無駄を減らせる
海外向け公式無料 MANGA Plus by SHUEISHA 最新話の無料配信、多言語対応 英語版でも意外と読みやすく、翻訳の違いが面白い
公共図書館・電子図書館 地域の図書館電子サービス、OverDrive、LibrariE 自宅で貸出・返却可能、電子書籍対応 返却期限が読書習慣を整えるきっかけになる
セール・読み放題 電子書籍ストアの大型セール、月替わり読み放題 ポイント還元や割引、長編消化に最適 ウィッシュリスト活用で数万円節約できた経験あり
試し読み・先読み 公式アプリの先読みチケット、無料枠 気に入った作品だけ購入、少しずつ読める 通勤の3駅分だけ読む習慣で日課に
同人・支援型プラットフォーム pixiv FANBOX、Fantia、Ci-en 制作裏話や限定コンテンツに触れられる ネームやラフを見て完成品への期待が高まる
BOOTH・イベント BOOTH、オンライン即売会 作者から直接購入、限定特典あり 封筒に手書きメッセージが添えられて温かい気持ちになった
学割・地域施策 学生向けサブスク割引、自治体文化振興施策 無料・割引で視聴や読書可能 地域の広報で無料上映会に参加した経験あり

まずは、安心して作品を楽しめる環境を整えるところから始めるのが近道です。

「安く」「早く」「たくさん」を全部満たしたい気持ちはわかりますが、海賊版サイトは法的リスクやセキュリティ被害の温床になりがちです。

ここでは、自分の財布も時間も守りつつ、合法的に作品を楽しむ方法を具体的に紹介します。

 

電子書籍ストアと公式マンガアプリ

電子書籍ストアは、とにかく品揃えが安定しています。

Kindle、BOOK☆WALKER、ebookjapan、楽天Koboといった大手は、最新刊の配信も早く、予約すれば発売日に自動で端末に届くのが心地よいです。

さらに、少年ジャンプ+、ゼブラック、マガポケ、サンデーうぇぶり、マンガワン、コミックDAYS、ComicWalker、GANMA!、LINEマンガ、ピッコマといった公式アプリは、無料話や先行配信での「お試し読み」が豊富。

ある時、ゼブラックで昔好きだった作品が期間限定で全巻無料になっていて、懐かしさのあまり一気に読破してしまったことがあります。

そういう偶然の出会いが、公式アプリなら安全に楽しめます。

 

アニメの正規配信プラットフォーム

アニメ視聴の主戦場は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Netflix、Amazonプライムビデオ、Disney+、Hulu、ABEMAといった大手配信サービスです。

個人的には、アニメ化のシーズン(1月・4月・7月・10月)ごとに契約先を切り替えるのが節約のコツ。

例えば春アニメはABEMAで同時配信される作品が多いのでそこに集中し、秋はNetflixの独占配信が増えるのでそちらに乗り換える…という具合です。

1〜2ヶ月単位でローテーションすると、作品の見逃しを防ぎながら料金を抑えられます。

 

海外向けの合法フリールート

英語や多言語が苦にならないなら、MANGA Plus by SHUEISHAは圧倒的なコスパを誇ります。

週刊連載の最新話を無料で読める上、アプリのUIも使いやすいです。

私も最初は「英語版だとセリフのニュアンスが違うのでは?」と思っていましたが、読んでみると意外とスムーズ。

むしろ翻訳の工夫や異文化的な表現の違いが面白く感じられるようになりました。

 

公共図書館と電子図書館の活用

公共図書館は紙の本だけではありません。

最近では、自治体が電子書籍の貸出サービスを導入していて、自宅からスマホやタブレットで借りられるケースもあります。

私の住む地域では「OverDrive」や「LibrariE」が導入されており、漫画から実用書までかなり幅広く利用できます。

返却期限が近づくとメールで通知が来るので、つい後回しにしがちな読書習慣のリズムも整います。

 

セールと読み放題キャンペーン

電子書籍ストアの大型セールは、Amazonのプライムデーや楽天スーパーセールのタイミングと重なることが多いです。

特定出版社の50%オフや、ポイント50倍などのイベントは逃せません。

私の場合、欲しい作品はウィッシュリストに入れておき、月初・月末・連休前の値引き情報をチェックしています。

これだけで年に数万円単位で節約できました。

読み放題サービスも同様で、完結済みの長編を一気に読むと「元を取った感」が強くなります。

 

試し読みと公式の先読みを軸にする

試し読みは、公式アプリや出版社サイトのものが最も安全です。

1巻まるごと無料などの太っ腹企画も多く、気に入ったら購入に進めます。

先読みチケットは、通勤・通学中のちょっとした時間を活用するのに最適です。

私は毎朝、電車の3駅分を「1話ずつ読む時間」にしていて、それが意外と心のリズムを整える習慣になっています。

 

同人・公式コミュニティ

pixiv FANBOX、Fantia、Ci-enなどの支援型サービスでは、作者の制作裏話や下描きが見られます。

こうしたコンテンツは書籍化されないことが多く、支援者だけの特権感があります。

ある作家のFANBOXで制作中のネームを見せてもらった時は、まるで台所の中を覗いているような感覚で、完成品への期待感が何倍にも膨らみました。

 

BOOTHやイベントでの直接購入

BOOTHなどのマーケットでは、作者本人が直接販売するグッズやデータを購入できます。

サイン本や限定特典が付く場合もあり、ファンとしてはたまらない瞬間です。

私はオンライン即売会で偶然知ったイラストレーターの作品集を購入したのですが、届いた封筒に手書きメッセージが添えられていて、温かい気持ちになりました。

 

学割や地域施策

学生向け割引は見逃しがちですが、NetflixやSpotifyなどと同様、映像・書籍分野でも適用されることがあります。

また、自治体の文化振興施策として、地域住民なら無料で参加できる上映会や読書会がある場合もあります。

地域の広報誌や市役所の掲示板は侮れません。

思いがけず無料で名作映画を観られるチャンスが転がっていることもあります。

 

まとめ

漫画海賊版サイトの閉鎖状況一覧「最新」!取り締まり状況や代わりのサービスも紹介

2025年時点でも、海賊版サイトは完全に根絶されたわけではありません。

しかし、国際的な連携や法改正により閉鎖までのスピードは確実に速くなっています。

摘発の裏には、出版社やクリエイターの権利を守るための粘り強い努力があります。

利用者にとっても、法的リスクやセキュリティ被害は現実の問題です。

こうした状況を正しく理解し、安易に違法サイトへアクセスしない判断力が求められるでしょう。

違法な環境に依存せず、正規サービスを選ぶことが、巡り巡って自分の好きな作品を守る一歩につながります。

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