「キングダム」に登場する山の民の戦士・バジオウ。
仮面をつけた姿が印象的ですが、仮面の下の素顔が“イケメンすぎる”と話題になった回があります。
さらに、楊端和を守るために命を懸けたその最期には、多くの読者が涙しました。
この記事では、バジオウの死亡シーンが描かれた巻や、素顔の場面、そして史実上のモデルについてもわかりやすく解説していきます。
「キングダム」バジオウとは?
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「キングダム」におけるバジオウは、山の民を率いる楊端和(ようたんわ)の片腕として、常に戦場の最前線で戦う戦士です。
バジオウは二本の刀を自在に操る圧倒的な剣技と、野生のような俊敏さで敵を圧倒します。
山の民そのものが高い戦闘力を誇りますが、その中でもバジオウは群を抜いた存在として描かれています。
初登場時から仮面をかぶり、表情が見えないミステリアスなキャラクターでしたが、その忠義心の強さと楊端和を想う一途な姿が人気を集めています。
個人的には、バジオウが楊端和を守るために躊躇なく敵陣へ突っ込む場面に胸を打たれました。
どんなに苦しい戦いでも、「端和を守る」という信念を貫く姿勢が本当にかっこいいです。
バジオウの過去と出身地
バジオウの出身については、作中で明確に語られていません。
しかし、「山の民」の中でも特別な立場にいることは、さまざまな描写から推測できます。
楊端和の側近というだけでなく、山界の多くの部族を束ねる際にも重要な役割を担っており、単なる戦士ではなく“部族を代表する存在”として描かれています。
山の民はもともと秦の国境付近に暮らし、独自の文化や言語を持つ民族です。
文明化された平地の国々とは異なり、自然と共に生きる戦闘民族のような気質を持っています。
その中でもバジオウは「山界最強」と称される存在であり、幼少期から戦いの中で生き抜いてきたと考えられます。
孤独と誇りを背負った戦士
バジオウの強さの裏には、壮絶な過去があるとも言われています。
公式設定では明かされていませんが、ファンの間では「幼い頃に家族や仲間を失ったのではないか」という考察もあります。
その孤独が、楊端和への絶対的な忠誠心へとつながっているのかもしれません。
仮面をつける理由についても、単なる文化的な象徴ではなく、「過去を断ち切るため」「戦士として生きる覚悟の印」など、さまざまな解釈がされています。
感情を抑え、ただ楊端和の命令に従い続ける姿は、まるで己の過去を封じ込めているかのようです。
山の民の伝統とバジオウの地位
山の民は複数の部族で構成されており、楊端和はそのすべてを統一した「山界の女王」として君臨しています。
バジオウはその中でも古くから仕えてきた幹部の一人であり、楊端和が王の座につく前から共に戦ってきた人物です。
つまり、楊端和の「最初の仲間」であり、「最も信頼されている部族長の一人」といっても過言ではありません。
その存在感は、同じ山の民であるタジフなどの仲間たちからも特別視されており、彼らの間でバジオウは「生ける伝説」のように扱われています。
戦場では沈黙のまま敵を切り裂き、平時には言葉少なに楊端和の傍らに立つ。
そんな姿に、山の民の誇りと信念が凝縮されているように感じます。
「キングダム」バジオウの素顔がかっこいい
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バジオウの素顔が明らかになったのは、単行本第52巻(原作第570話)「バジオウ死す」のエピソードです。
趙との鄴攻めの最中、山の民が犬戎族と戦っている最中にバジオウの仮面が割れ、ついに素顔が一部見えるシーンが描かれました。
仮面の下から見えたのは、鋭い目を持つ端正な顔立ち。
ファンの間では「想像以上にイケメン!」と話題になりました。
普段の荒々しい戦いぶりからは想像できないほど整った顔に、SNSでも「バジオウがかっこよすぎる」「こんな顔だったのか!」という声が多く上がりました。
このシーンは、命を懸けて楊端和を守る場面で描かれており、仮面が割れる演出がまさに“覚醒”の瞬間のように感じました。
バジオウの素顔が見えたことで、ただの戦士ではなく「楊端和を支える男」としての人間的な魅力が一層引き立った印象です。
バジオウの仮面が割れた戦闘シーンの背景
仮面が割れるシーンは、秦軍と山の民が連携して趙の鄴を攻める最中に起きました。
山の民はかつて最強と恐れられた犬戎族と激戦を繰り広げ、バジオウと楊端和は追い詰められます。
疲弊しきった中で、犬戎族の攻撃によってバジオウの仮面が踏み砕かれ、素顔がのぞくという衝撃の展開。
この場面の迫力は本当に圧倒的で、読んでいるこちらまで息をのむほどの緊迫感がありました。
バジオウはその後も立ち上がり、限界を超えた力で敵をなぎ倒していきます。
その姿はまさに“人ではなく獣”と呼ばれるほどの激しさで、まるで自分の命を燃やし尽くすような戦い方でした。
「キングダム」バジオウの死亡は何巻?
バジオウの最期が描かれたのは、単行本52巻(第570話)です。
タイトル通り「バジオウ死す」という衝撃的な回で、楊端和を救うために最後の力を振り絞り、命を落としました。
犬戎族に捕らわれかけた楊端和を助けるため、瀕死の状態から再び立ち上がるバジオウ。
その動きはもはや常人のものではなく、敵を一瞬で切り裂くほどの速さと力を見せます。
戦いが終わった後、楊端和が目を覚ますと、そこには倒れ込むバジオウの姿がありました。
仮面の割れた素顔は静かに眠るようで、楊端和は深い悲しみをにじませながらも、「おかげで助けが間に合った」と言葉をかけます。
バジオウは何かを言葉にしようとしますが、その声はもう届きませんでした。
読んでいて、本当に涙が止まらなかった場面です。
楊端和と共に歩んできた時間、そして最後まで貫いた忠誠。
そのすべてがこの瞬間に凝縮されていました。
バジオウの死の意味
バジオウの死は、単なる犠牲ではありません。
楊端和を守り抜き、山の民全体を救った英雄として描かれています。
命を賭けて戦うその姿は、山の民の誇りそのものであり、楊端和が“王”として立ち続けるための大きな支えになりました。
個人的にこの回を読んで感じたのは、「忠義」と「絆」の重さです。
バジオウの最期は悲しいものですが、それ以上に“命の意味”を読者に問いかけてくるような深いシーンだと思います。
「キングダム」バジオウの史実モデルは存在する?
「キングダム」は史実をベースにしていますが、バジオウのモデルとなる実在の人物は確認されていません。
山の民という設定自体が史実に基づくというより、秦が統一を進める際に登場する“架空の部族”として描かれています。
ただ、山岳地帯に住む部族や辺境の戦士が秦と同盟を結んだという史実は存在します。
そのため、バジオウというキャラクターは「山岳民族の象徴的存在」として生まれたのではないかと考えられます。
つまり、バジオウは実在の人物ではなく、信や楊端和の成長を支える“精神的支柱”としての意味を持つキャラクターなのです。
このあたりが「キングダム」の魅力で、史実にないキャラクターが物語の深みを生み出している点だと感じます。
まとめ
バジオウは「キングダム」の中でも特に印象に残るキャラクターです。
仮面の下に隠された素顔のイケメンぶりも話題ですが、何よりも楊端和を守り抜いた忠義心と生き様が多くの読者の心を掴んでいます。
死亡シーンが描かれた第52巻は、シリーズの中でも屈指の名シーンとして語り継がれています。
史実には存在しないキャラクターでありながら、バジオウはまさに“キングダム”という物語を象徴する戦士。
その生き様は、これからも多くのファンの記憶に残り続けるでしょう。
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