「キングダム」855話ネタバレ確定!中華十弓・青華雲の矢が戦場を貫く

「キングダム」855話ネタバレ確定

キングダム第855話では、ついに秦趙大戦が本格的に動き出します。

前話854話で全戦線が一斉に開戦し、六大将軍と三大天が真正面からぶつかる“中華統一戦争の山場”に突入しました。

戦場では、蒙恬率いる楽華隊の知略戦、王翦と司馬尚の再戦、そして楊端和軍の激突と、各地で激しい戦いが同時進行。

中でも注目は、楊端和軍の副将・ダントの背後に現れた謎の弓兵。

この一矢が、秦軍の流れを大きく変える「最初の悲劇」になるのか――。

今回は、そんな第855話の展開を徹底予想していきます。

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目次

「キングダム」854話考察

「キングダム」ネタバレ

キングダム第854話では、ついに秦と趙の総力戦が本格的に幕を開けました。

六大将軍を筆頭に、秦国の精鋭部隊が一斉に進軍。

楽華隊・玉鳳隊・録鳴未軍・王翦軍・楊端和軍――それぞれが因縁の相手との戦いに挑みます。

開幕の合図とともに、全戦線が同時に火を吹く。

中華統一戦争の“最大の山場”が、いま始まりました。

 

蒙恬vs馬風慈・骨珉伯――「柔対柔」の知略戦が鍵を握る

854話の序盤では、楽華隊が動き出すシーンから始まります。

蒙恬は相手の士気や動きを見て、「自分たちと同じ“柔”の軍」と即座に見抜く。

この“柔対柔”という構図は、キングダムの中でも極めて知略的。

力ではなく、「読み」「応用」「感性」で勝負が決まるタイプの戦。

蒙恬の冷静な分析と、馬風慈・骨珉伯の経験がぶつかり合うこの戦線こそ、全体戦の“頭脳戦パート”の中心になりそうです。

→ 今回はまだ探り合いでしたが、次回以降この「柔の戦略」が戦局を左右する可能性大。

 

六将と三大天――王翦vs司馬尚の雪辱戦へ

854話の中盤、ついに王翦軍と司馬尚軍の正面衝突が始まります。

これは秦・趙両国の象徴的存在――「六大将軍」と「三大天」の再戦。

王翦にとっては、かつて敗北を喫した相手・司馬尚への雪辱戦でもあります。

この構図は、ただの一戦ではなく「中華統一戦争の帰趨を決める戦」。

秦の頭脳・王翦と、趙の守護神・司馬尚が、互いの誇りをかけて挑む構図です。

今のところ、王翦軍は盤石に見えます。

しかし李牧がこの開戦を読んでいないはずがなく、“最初の崩れ”はおそらくこの戦線から始まるのではないでしょうか。

 

楊端和とダントの戦場――「弓の影」が意味するもの

終盤で最も緊張感を高めたのが、楊端和軍の戦いです。

副将ダントが突撃し、敵第一陣を突破寸前という勢い。

しかしその背後には、弓を構える謎の趙将の姿が描かれました。

この“弓の影”は、854話最大の伏線。

おそらく、次回855話ではダントがこの矢に討たれる展開になると考えられます。

秦軍が優勢に見える今だからこそ、この「最初の犠牲」が戦況の均衡を破ることになるでしょう。

この伏線は“中華十弓”の一人の登場を示唆しているとも噂されています。

趙軍の切り札、そして李牧の「初動の一手」がここで明らかになる可能性があります。

 

咸陽と列国――戦の“観客”たちが読む勝敗の行方

戦場の外では、咸陽で昌平君が各地の報告を分析。

「今回の出陣は、全軍が主攻にも助攻にもなり得る」

つまり、どの戦線が“本命”になるかは現場次第という見立て。

また列国の視点でもこの戦は注目されており、魏の呉鳳明や楚の英布らが秦の補給力を評価しつつも、「李牧がいればすべてを覆す可能性がある」と口を揃えています。

この描写は、“世界規模の戦い”としてのキングダムを象徴するもの。

一国の戦争ではなく、「中華統一」というテーマが再び前面に押し出されました。

 

「キングダム」855話ネタバレ確定

「キングダム」ネタバレ

キングダム855話は、楊端和軍の副将・ダント王の奮戦から始まります。

戦場は熱を帯び、趙軍と山の民が入り乱れる中、戦況は一気に暗転しました。

李牧の仕掛けた“弓の罠”がついに牙をむきます。

今回はその詳細な展開と、伏線に満ちた855話の内容を振り返ります。

 

楊端和軍に忍び寄る影!ダント王が狙われる

戦場の中央付近では、フィゴ族の長であるダント王が奮闘していました。

鋭い直感を持つダント王は、敵陣に何か異様な気配を感じ取ります。

しかし、その感覚を確かめる間もなく、空を裂く一筋の矢が放たれます。

次の瞬間、ダント王の首元を鋭く貫く弓矢。

矢は肉を裂き、血が地面を染めました。

周囲の兵士たちが息を呑む中、その矢を放った男が姿を現します。

趙軍の将・青華雲

中華十弓の第一位と呼ばれる伝説的な弓の名手でした。

彼の放った矢はまさに一撃必殺。周囲の趙兵すら驚くほどの正確さで、遠距離からダント王を撃ち抜いたのです。

ただ、青華雲という男は戦場の喧騒の中でも冷めた表情を崩さず、仲間の称賛にも何の反応も示しません。

無愛想で孤高、そして不遜。その存在感は、静かでありながら圧倒的でした。

 

李牧の策略が動き出す!

青華雲は本来、すでに戦場から離れていた男でした。

かつて“中華十弓”の頂点として名を馳せながらも、自らの矢を「無慈悲な殺戮」と嫌悪し、山奥で静かに暮らしていたのです。

そんな男を再び戦場に引きずり出したのが、李牧でした。

李牧は青華雲を何度も訪ね、説得を繰り返したといいます。

最初は断固として拒んでいた青華雲でしたが、李牧の一言が心を揺らします。

「無慈悲でいいのです」

その言葉を聞いた瞬間、青華雲は再び弓を手に取ります。

この一言で心の枷を外すあたり、李牧の人心掌握術は恐ろしいほどです

。龐煖を戦場に引きずり込んだときと同じく、李牧は“戦に異物を持ち込む男”としての手腕を見せつけました。

 

フィゴ軍壊滅!楊端和を誘い出す李牧の罠

ダント王を失ったフィゴ族の陣は混乱に陥ります。

伝令役のニムシは必死に楊端和へ異変を知らせようとしますが、舜水樹の軍勢が包囲を固めており、進路を完全に塞がれます。

それでも命がけで走り続けたニムシは、ついに楊端和本陣へ到達。

フィゴ軍が危機に陥っていること、そして恐ろしい弓使いが敵にいることを伝えます。

楊端和は眉をひそめながらも、ダント王の安否を確かめるために自ら出陣する決断を下します。

「ただの戦況確認」ではなく、仲間を思う将としての判断でした。

しかし、これこそが李牧の狙い。

ダント王の命を餌にして、楊端和本人を戦場のど真ん中へ誘い出す――。

舜水樹と李牧が仕掛けた罠は、完璧な形で機能し始めていました。

 

無慈悲な一矢!

楊端和がフィゴ族の陣地へと向かう途中、風が止み、空気が凍りつきます。

その一瞬、違和感を覚えた楊端和が顔を上げた瞬間――。

青華雲の矢が放たれます。

空を切り裂くような弓音。

まっすぐに飛来した矢は、楊端和の胸を正確に撃ち抜きました。

その衝撃に兵たちは声を失い、場の空気が凍りつきます。

矢を放った青華雲は、何の感情も浮かべないまま静かに弓を下ろします。

それはまるで“射つこと”そのものが目的であるかのようでした。

楊端和は馬上でぐらりと身体を揺らしながらも、かろうじて意識を保っています。

血が流れ、衣を染めていく。

 

ダント王はまだ生きている?楊端和の安否は?

ダント王は首を射抜かれながらも完全には絶命しておらず、かすかに息をしているようです。

彼の忠義と闘志が、まだ消えていないことが唯一の救いです。

一方で、楊端和の容体は極めて危険な状態です。

六大将軍のひとりが弓矢で討たれるなど、秦軍にとっても大打撃。

舜水樹軍はこの機を逃さず総攻撃に移ろうとしており、戦場全体が大きく動こうとしています。

李牧の策はここまで完璧に機能しており、楊端和軍は窮地に追い込まれました。

秦側の反撃はあるのか――その鍵を握るのは、飛信隊と王翦軍の動きかもしれません。

 

「キングダム」856話展開予想

「キングダム」ネタバレ

キングダム855話では、李牧の策略によって中華十弓・青華雲の矢が放たれ、楊端和が胸を射抜かれる衝撃的な展開で幕を閉じました。

六大将軍の一角がついに倒れる――この一撃が戦局全体にどのような波紋を広げていくのか。

856話では、秦軍と趙軍の戦略がさらに動き、楊端和軍の命運を懸けた緊迫の回になるでしょう。

 

楊端和、瀕死の状態で意識を失う

856話の冒頭では、楊端和が胸に矢を受けた状態で馬上から崩れ落ちるシーンから始まる可能性が高いです。

周囲の兵たちは動揺し、フィゴ族や山の民の士気が一気に下がるでしょう。

楊端和は意識を失いながらも、ダント王や壁、バジオウたちの顔を思い浮かべる描写が入りそうです。

ただ、致命傷に見えた矢も、実は“わずかに逸れていた”という展開も考えられます。

李牧の狙いは「楊端和を殺すこと」ではなく、「楊端和軍を混乱させること」。

つまり、矢は殺傷ではなく戦術の一部として放たれた可能性があります。

もしそうなら、楊端和は重傷を負いながらも生き延び、次の数話で意識を取り戻す展開が期待できます。

 

青華雲が二の矢を放つ?李牧の次の手

李牧の策は一枚では終わりません。

856話では、青華雲が再び弓を構え、今度は楊端和軍の副官や指揮官を狙う可能性があります。

目的は楊端和軍の統率力を完全に奪うこと。

戦場全体が混乱している中で、舜水樹がフィゴ族の残党を包囲し、さらに追撃を仕掛けてくる展開が濃厚です。

趙軍の統制の高さ、そして李牧の冷徹な戦略が改めて際立つ章になるでしょう。

一方で、青華雲という人物の“人間としての揺れ”も描かれそうです。

戦場に出ることを拒み続けた男が、再び弓を取った罪悪感に苛まれる姿や、かつての弟子との対話など、人間ドラマ的な掘り下げが入る可能性があります。

 

フィゴ族の反撃!ニムシが楊端和を救い出す

ダント王の腹心であるニムシが、楊端和救出の鍵を握るでしょう。

ダント王が生きているとすれば、ニムシは主君の遺志を受け継ぎ、楊端和を安全な場所へ退避させようとするはずです。

このとき、フィゴ族の残兵が盾となって趙軍の矢を防ぎ、命を賭して楊端和を守る展開も考えられます。

ニムシの奮闘が読者の胸を打つ“人間ドラマの小さな山場”になりそうです。

また、この動きが後に楊端和軍再起のきっかけになる可能性もあります。

 

王翦軍と飛信隊の動きがカギに

856話後半では、戦場の別の位置にいる王翦軍や飛信隊の視点に切り替わる可能性が高いです。

王翦は冷静に全戦線を見ており、楊端和軍の異変に気づく描写が入るかもしれません。

一方で、飛信隊の信は“嫌な胸騒ぎ”を感じ、右戦線から動こうとする展開も予想されます。

ここで信が独断で楊端和軍の救援に動くなら、それは李牧の想定を超える動きになるでしょう。

秦軍の中で、唯一「感情で動く将」が李牧の策を乱す可能性があるのです。

 

李牧の本当の狙いは“楊端和の心”

856話では、李牧の本当の狙いが語られる展開もあるかもしれません。

李牧は楊端和を討つためではなく、「山の民を分断し、秦軍全体の信頼構造を崩すこと」を目的としているのではないでしょうか。

楊端和は六大将軍でありながら、純粋な秦の将ではなく山の王。

その立場を揺るがすことで、秦の連携を崩す――李牧らしい深謀です。

青華雲を使った“心理的攻撃”は、秦軍の結束にじわじわと亀裂を入れていくでしょう。

これこそが、合従軍の敗戦を経て成長した李牧の“新たな戦い方”なのかもしれません。

 

終盤予想:楊端和の意識が戻る

856話のラストでは、重傷の楊端和が意識を取り戻すシーンが描かれる可能性があります。

痛みに耐えながらも、戦場の音を聞き、フィゴ族や山の民が必死に戦っていることを感じる。

「まだ終わっていない」とつぶやくような描写で締めくくられるのではないでしょうか。

李牧の策により戦場は混沌を極めますが、楊端和という“山の王”の魂が簡単に折れるはずがありません。

856話は絶望の中に希望の光が差す――そんな緊張感のある回になるでしょう。

 

まとめ

「キングダム」ネタバレ

キングダム855話は、李牧の策略が見事に決まり、戦場が一変した回でした。

これまで楊端和軍は圧倒的な勢いを誇っていましたが、青華雲という新たな刺客の登場によって空気が一気に変わりました。

青華雲のキャラクター造形も秀逸です。

中華十弓の第一位という称号だけでなく、隠居していた理由や「無慈悲でいい」と言われて再び戦場に立つ経緯など、人間としての背景がしっかり描かれているため、ただの敵将では終わらない深みがあります。

個人的には、李牧が再び“異能の者”を戦場に引きずり出す展開に、かつての龐煖の登場を思い出しました。

李牧という男は、策士でありながら、どこか宗教的な“信念の伝道者”のようでもあります。

そして何より衝撃だったのは、楊端和がついに矢に倒れたこと。

王翦や蒙武と並ぶ六大将軍の中でも人気の高い将が倒れる展開は、読者としても心臓に悪いです。

ただ、まだ“死”と断定されていない点から見ても、856話では奇跡的に息を吹き返す可能性は残っているでしょう。

楊端和の胸を貫いたあの矢が、秦軍の命運を大きく変える――。

次回、戦局はさらなる地獄へと進んでいきます。

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