852話で描かれた秦軍44万の布陣と趙軍40万の対峙。
全軍が持ち場につき、いよいよ開戦の時を待つ状況は読者に圧倒的な緊張感を与えました。
853話では、李牧の号令により戦場が動き出すことが予想され、飛信隊や玉鳳隊、壁軍などが最前線での初動を担う展開が描かれるでしょう。
854話ではさらに戦局が本格化し、各軍の戦術や各将軍の采配が戦局を左右する重要な回になるはずです。
この記事では、秦・趙の各部隊の動きや史実を踏まえた戦局予想を詳しく解説していきます。
「キングダム」854話ネタバレ:飛信隊の突撃と初の激突
853話で信は「開戦からど派手にぶちかます」と宣言しました。854話では、飛信隊が最初に突撃を仕掛け、戦場の火蓋を切る展開になると予想されます。信の性格や戦闘スタイルから考えると、飛信隊の動きは単純な突撃だけに留まらず、局地的に敵の防衛線を切り崩す役割を担うはずです。
しかし李牧は決して正面から受けるだけではありません。彼の布陣には伏兵や奇襲部隊が織り込まれており、飛信隊の突撃は思わぬ方向に引き込まれる可能性があります。特に北側や外縁部では、趙軍の罠に嵌まる描写が予想されます。この初動で飛信隊が苦戦する場面は、読者に戦場の緊迫感を強く伝えるはずです。
ヨコヨコ軍も初陣として信の突撃に同行します。ヨコヨコは信に「結果で信頼を勝ち取る」と誓っているため、突撃の最前線で個々の活躍や戦術的な判断を求められるでしょう。彼の初陣での行動が、飛信隊全体の動きにどう影響するかも854話の見どころになると考えられます。
「キングダム」854話ネタバレ:壁軍の伏線と序盤の苦戦
852話で壁が「会いたい人がいる」と意味深な発言を残しました。この伏線が854話で回収される可能性が高く、趙軍の奇襲や伏兵との接触によって壁軍が序盤から窮地に立たされる展開が予想されます。
壁は土地に明るいことを理由に北側の配置を志願しましたが、李牧は秦軍の各部隊の特性を把握しているため、壁軍が予想以上に苦戦する布陣を施している可能性があります。趙側に旧知の人物がいる、あるいは予期せぬ状況が発生するなど、壁軍の動きが戦局全体に影響を与える伏線として描かれるでしょう。
玉鳳隊も北側の大外に布陣しており、王賁率いる部隊の初動が試される展開になるはずです。関常が指摘していたように、王賁の役割は非常に危険ですが、彼自身が「李牧の首を狙う」と意気込んでいるため、この序盤の局面でどのように采配を振るうかが注目されます。
楊端和軍と楽華隊の配置
楊端和軍は右側大外に配置され、フィゴ王やメラ族のキタリらとともに展開しました。854話では、楊端和軍が初動でどの程度趙軍の側面を牽制できるかが焦点となるでしょう。特に飛信隊や楽華隊と連携して、趙軍の北側布陣を牽制する役割が描かれる可能性が高いです。
楽華隊は蒙恬率いる6万の大軍で、序盤から戦局に柔軟に介入する役割を担います。曹空が蒙恬の護衛として参加する描写も、854話で彼の成長や緊張感の表現として描かれるはずです。蒙恬は冷静な指揮で部隊の士気を維持し、飛信隊や壁軍が苦戦する局面で支援に入る描写が予想されます。
王翦軍の戦術と中央の動き
王翦率いる7万の中央軍は、録嗚未軍と並び秦軍の中心に位置しています。854話では、中央の布陣が李牧の動きにどう対応するかが重要です。王翦は冷静に全体を観察し、趙軍の動きや伏兵の出現を見極めつつ、必要に応じて指示を出すでしょう。
新五将である奈烙・晏海・辛勝・倉央・李寿も、初めての大規模戦でその能力が試される場面が描かれると考えられます。王翦軍の動きは、戦局全体の安定に直結するため、854話では彼らの戦術判断や連携の描写が中心になる可能性が高いです。
趙軍の策略と李牧の巧妙さ
史実の肥下の戦いを踏まえると、李牧は秦軍の大軍を正面から受けるのではなく、巧妙な誘導と局地戦で秦軍の動揺を狙います。854話では、飛信隊や玉鳳隊が初動で苦戦する描写を通じて、李牧の戦術眼が浮き彫りになるでしょう。
趙軍は単なる防衛だけでなく、秦軍を誘い込み、局地的に圧力をかけることを意図している可能性があります。これにより、序盤から秦軍は各部隊の連携と判断力を問われる戦いを強いられることになり、読者に戦場の緊迫感を伝えるはずです。
「キングダム」854話ネタバレ:史実ベースでの展開予想
史実の肥下の戦いでは、秦軍は趙軍の李牧に苦戦し、多くの部隊が戦線を崩されました。854話でもこの要素を反映し、序盤から秦軍が簡単には進めない描写になる可能性が高いです。外縁部隊の苦戦や初動での混乱、そして飛信隊や楽華隊の支援によって局面を切り抜ける様子が描かれるでしょう。
また、戦場全体の描写では、中央軍の安定と外縁部隊の苦戦が対比され、読者に戦局の複雑さと各将軍の重要性を強く印象付ける構成になると予想されます。
まとめ
854話では、飛信隊の突撃や壁軍・玉鳳隊の苦戦、李牧の策略の発動が本格化し、序盤戦の緊張感が最大に高まる展開になると予想されます。
楊端和軍や楽華隊、王翦軍が柔軟に連携し、戦場全体のバランスを保つ中で、秦軍各部隊の奮闘と李牧の狡猾な戦術が交錯する回になるでしょう。
史実の肥下の戦いの要素を反映することで、序盤から秦軍は一筋縄ではいかず、読者に戦場のリアルな緊迫感を伝える展開になるはずです。
各将軍の初動と判断が戦局を左右する854話は、まさに大規模戦の本格的な序章として、今後の展開を大きく動かす重要な回になるでしょう。
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