「キングダム」852話で秦軍44万が布陣を完了し、趙軍40万と向き合う緊迫の状況が描かれました。
いよいよ戦いの火蓋が切られようとしており、853話では李牧の開戦号令によって序盤の攻防が本格化することが予想されます。
飛信隊や玉鳳隊、壁軍など、各部隊の動きがどのように戦局を左右するのか、そして史実「肥下の戦い」の要素がどのように物語に反映されるのかにも注目です。
本記事では853話での秦軍・趙軍の動きや各将の役割を予想しながら、今後の展開を詳しく考察していきます。
「キングダム」852話考察
「キングダム」852話は、単なる布陣の描写にとどまらず、それぞれのキャラの心情や今後を示すような伏線が散りばめられていました。
大軍の戦いを前にした息遣いが丁寧に描かれており、考えれば考えるほど深い回になっています。
壁の「会いたい人がいる」という言葉の意味
もっとも気になるのは壁の発言です。
「土地に明るいから」と志願したこと自体は自然ですが、「会いたい人がいる」という言葉は戦況とは無関係なはず。
それを戦場前にあえて口にしたのは、何らかの再会や別れを示す伏線でしょう。
可能性としては、趙側にいる旧知の人物との因縁、あるいは死を前提とした言葉の裏返しも考えられます。
壁はこれまでも数々の窮地を経験してきただけに、今回もまた危険な役割を背負うのかもしれません。
王賁の決意と玉鳳隊の布陣
王賁は李牧の首を自ら取ると宣言しました。
北側という厳しい戦場をあえて志願した姿には、将軍としての自覚が表れています。
一方で、過酷な配置を自ら選んだことは、史実で語られる「肥下の戦い」の秦軍苦戦ともリンクしそうです。
亜花錦の冷静な評価が入ったことで、ただの無謀ではなく計算もあると示されており、この布陣が今後の戦局でどう動くか注目ポイントです。
楽華隊の成長と蒙恬の人心掌握
蒙恬率いる楽華隊が6万の大軍へ成長していたのも驚きでした。
新しい護衛・曹空との軽妙なやり取りからもわかるように、蒙恬の持ち味は人心掌握。
信や王賁のようなストレートな力押しではなく、人を和ませて結束を固めるスタイルです。
これが大軍をまとめる上で大きな武器になりそうです。
飛信隊の士気とヨコヨコ軍の初陣
飛信隊は戦場の外れに配置されたことで「本隊から外れた」という懸念を信が抱きましたが、ヨコヨコ軍がその士気を逆に燃え上がらせました。
「信頼は結果で勝ち取る」との言葉は、かつての飛信隊を思い出させる熱さがあります。
ここから初陣の活躍が描かれれば、飛信隊にとって新しい仲間たちの存在感が強まるでしょう。
史実と重なる大戦の前触れ
852話で描かれた布陣は、史実の「肥下の戦い」そのものを思わせます。
秦軍の大軍が趙に攻め入ったものの、李牧の策により苦戦を強いられる戦いです。
特に外縁を固める部隊が苦境に陥ることが記録にあり、今回の配置がその史実をなぞる形になるのではないかと考えられます。
つまり、壁軍や玉鳳隊が最初に窮地に立たされる展開が濃厚です。
「キングダム」853話ネタバレ確定
852話では、秦軍44万がそれぞれの布陣を完了し、趙軍40万と向き合う姿が描かれました。
秦・趙両軍が並び立った場面は圧巻で、まさに「大戦の幕開け前夜」といった緊張感に包まれていました。
ここからの展開として、853話は開戦の号令が発せられ、いよいよ両軍のぶつかり合いが始まる回になると予想されます。
李牧が放つ「静の号令」
李牧はこれまで、戦術の天才として数々の戦で秦軍を翻弄してきました。
その強みはただ兵力をぶつけるのではなく、敵の動きを先に読んで布陣や戦況を整える「待ちの戦術」です。
853話では、いきなり趙軍が全面衝突するよりも、まずは小規模な衝突や偵察的な戦いから始まる可能性が高いでしょう。
趙軍が静かに構えたまま秦軍の動きを見て、相手の焦りを誘う。
その結果、最初に動くのは秦軍側、特に士気の高い飛信隊や玉鳳隊となりそうです。
李牧は「秦軍の勢いを利用して、自ら罠に飛び込ませる」戦術を得意としています。
その布石が853話で描かれるはずです。
壁軍が最初に窮地に立たされる？
852話で壁が「会いたい人がいる」と意味深な発言をしていました。
これは伏線として非常に強いものです。
おそらく853話から壁軍が趙軍の奇襲や伏兵に直面し、予想以上の苦戦を強いられる展開が描かれるのではないでしょうか。
壁は「土地に明るい」という理由でその地を志願しましたが、それすら李牧に読まれている可能性があります。
もし趙軍の布陣に精通した相手が配置されていたとすれば、壁軍は真っ先に大打撃を受けるでしょう。
ここで壁の「会いたい人」が誰なのかが明らかになるかもしれません。
趙側に因縁の人物がいる、あるいは死を覚悟しての発言だったのか。
読者としても非常に気になるポイントです。
玉鳳隊と王賁の覚悟が試される
王賁が自ら志願して北側の厳しい配置についたことは、852話の大きな見どころでした。
853話では、この選択がいきなり試される展開になりそうです。
趙軍は北側に強力な将を置き、玉鳳隊を狙い撃ちにする可能性が高いです。
関常が心配していたように、王賁の選択は無謀に映る部分もありますが、その発言からは「自分以外にはこの役割を果たせない」という強い自負が感じられます。
李牧の策に最初に直面するのが玉鳳隊であり、王賁の初動が今後の戦局を大きく左右するはずです。
ここで王賁が退けることができれば、秦軍全体の士気が一気に上がるでしょうし、逆に窮地に陥れば秦軍の序盤は大苦戦となるでしょう。
飛信隊が開戦の火蓋を切る
852話ラストで「開戦からど派手にぶちかます！」と宣言した信。
この流れから、853話で飛信隊が最初の突撃を仕掛けるのはほぼ確実といえます。
ただし李牧がただ正面から受けるはずがありません。
飛信隊の突撃は趙軍の「罠」に繋がる可能性が高いです。
序盤から飛信隊が痛い目を見ることで、秦軍全体に「簡単には突破できない」という空気を植え付ける狙いが李牧にはあるでしょう。
また、今回初陣となるヨコヨコ軍がこの突撃でどんな活躍を見せるのかにも注目です。
ヨコヨコ自身が信に「結果で信頼を勝ち取る」と誓った以上、ここで目立つ動きをする可能性は十分あります。
楽華隊の大軍指揮と初手の動き
蒙恬率いる楽華隊は、今回6万もの軍勢を任される大役を担います。
853話では、序盤でいきなり突撃はしないまでも、信や王賁の動きを見ながら適切な布陣を整える役割を果たすでしょう。
蒙恬は戦術だけでなく人心掌握にも長けており、曹空との掛け合いからも「部下を緊張させすぎない」柔軟さが描かれていました。
この余裕ある指揮ぶりが、序盤の秦軍にとって大きな支えになると考えられます。
史実ベースでの展開予想
史実の「肥下の戦い」では、秦軍は趙軍の李牧に完膚なきまでに打ち破られ、秦の将軍たちが次々と討たれています。
つまり、「序盤から秦軍が優勢」という展開にはならず、むしろ序盤から秦軍が各所で苦戦する描写がなされる可能性が高いです。
壁軍や玉鳳隊が最初の大きな犠牲となり、そこに信や蒙恬が駆けつける展開。
あるいは王翦が全体を見ながらもすぐには動かず、「敵の狙いを見極めろ」と冷静に指示を出す場面も描かれるでしょう。
李牧の策は序盤から牙を剥き、秦軍に「数の優勢が意味をなさない」ことを突きつけるのではないでしょうか。
「キングダム」854話展開予想
853話では、ついに李牧の開戦号令で戦場が動き出すことが予想されました。
飛信隊が突撃を仕掛け、壁軍や玉鳳隊が趙軍の圧力に晒される中、秦軍は序盤から苦戦を強いられる展開になりそうです。
854話ではその戦局がさらに本格化し、各軍の動きと戦略が明確に描かれると考えられます。
飛信隊の突撃と初の衝突
飛信隊は853話で宣言した通り、戦場の最前線で動き出すことが予想されます。
信が率いる部隊は勢いで突進するものの、李牧の配置した伏兵や奇襲に直面する可能性が高いです。
初めての大規模戦で飛信隊の連携が試される場面となり、信と羌瘣、そしてヨコヨコ軍の活躍が注目されます。
壁軍と玉鳳隊の苦戦
壁軍は852話で意味深な発言を残しており、854話でその伏線が動き出すかもしれません。
趙軍の巧妙な配置により、壁軍は序盤から窮地に立たされ、各々の判断力や戦闘能力が試される展開になると予想されます。
玉鳳隊も北側の過酷な配置で初手から圧力を受ける可能性が高く、王賁の采配と亜花錦のサポートが戦局を左右するでしょう。
李牧の策と趙軍の動き
史実の肥下の戦いを踏まえると、李牧は秦軍の大軍をそのまま正面から受けるのではなく、序盤から巧妙に小競り合いや誘導を行うはずです。
秦軍の突出した部隊に狙いを定め、戦局を混乱させることで全体の統制を崩そうとする可能性があります。
854話では、李牧の策略が具体的に描かれることで、秦軍の苦戦が一層リアルに伝わる展開になるでしょう。
王翦軍と楽華隊の支援
王翦軍と楽華隊は、飛信隊や壁軍の初動を見極めながら柔軟に動く役割を担うと予想されます。
王翦は冷静に全体を指揮し、趙軍の動きに応じて部隊を調整するでしょう。
蒙恬率いる楽華隊は、部隊の士気を維持しつつ必要に応じて支援に入る形で戦局に介入するはずです。
これにより、序盤から中盤にかけて秦軍の各部隊が連携を試される構図が浮かび上がるでしょう。
史実ベースでの展開
史実では秦軍は趙軍に初動から苦戦し、多くの部隊が戦線に乱れを生じたとされています。
854話もその流れを反映し、秦軍の序盤戦は一筋縄ではいかず、部隊ごとの奮闘や犠牲、戦術的判断が描かれる可能性が高いです。
特に外縁部隊の窮地が、物語全体の緊張感を高めるポイントになるでしょう。
まとめ
853話では、ついに李牧の号令によって戦いが始まると予想されます。
飛信隊が最前線で突撃を仕掛け、壁軍や玉鳳隊が趙軍の圧力に直面する序盤戦となりそうです。
王賁や蒙恬ら各将軍の初動や采配も戦局を大きく左右する重要なポイントになります。
また、史実の肥下の戦いを踏まえると、秦軍は序盤から苦戦を強いられる可能性が高く、李牧の巧妙な策略によって戦場の緊張感が一層高まる展開になるでしょう。
853話は秦軍の各部隊の奮闘と李牧の狡猾な戦術が交錯する、大規模戦の序章として見逃せない回となりそうです。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました＾＾
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