ついに物語はゴッドバレー事件の核心へ――。
「ワンピース」第1162話では、これまで語られることのなかった“ロックスの真実”が明らかになります。
ロックスが妻・エリスと息子・ティーチを探してゴッドバレーを彷徨う姿、そしてリンリンとカイドウの因縁が生まれた「ウオウオの実」をめぐる衝撃の出来事。
さらに、神の騎士団団長・ガーリング聖との激闘、そして“イム様”がサターン聖の身体を使って現れるという前代未聞の展開が描かれました。
怒涛の展開に読者の考察熱も急上昇中!
この記事では、「ワンピース」第1162話のあらすじ・ネタバレ内容をわかりやすく解説しつつ、次回1163話で何が起こるのかも考察していきます。
「ワンピース」1161話考察

1161話を読み終えたとき、心臓がバクバクして落ち着かなかったんですよね。
これまでのワンピースも驚きの連続だったけれど、今回ほど「すべてがつながっていく瞬間」を感じさせられた回は久しぶりでした。
ワンピースはただの冒険漫画じゃない、壮大な歴史と人の思惑が絡み合った群像劇なんだと改めて突きつけられた気がします。
ゴッドバレーという舞台の重み
まず強く印象に残ったのは、ゴッドバレーという場所の描写です。
今まではガープやロジャーの伝説的な一戦があったと語られる程度で、読者にとっても謎の多い島でした。
でも1161話で一気にその裏側が明かされ始めて、単なる伝説の舞台ではなく「世界政府の闇が凝縮された場所」なんだと見えてきました。
ここで偶然出会ったわけではなく、ニューゲート、リンリン、カイドウといったロックス海賊団の猛者、さらには神の騎士団や海軍、ロジャー海賊団までもが集結している。
この規模の大集結は歴史の転換点でしか起きえないことで、やっぱり「ゴッドバレー事件」は世界の形を決定づける分岐点だったんだと強く感じました。
ニューゲートとドラゴンの交錯
今回一番ワクワクしたのは、ニューゲートがドラゴンを救ったシーンです。
白ひげといえば「家族」という価値観を一生貫き通した人物ですが、その彼がまだ若いドラゴンを助けたというのは胸を打たれました。
赤髪の双子を抱えながら走り抜ける姿は、すでにその片鱗を見せていましたよね。
しかも助けられたのがドラゴンだというのも意味深です。
後に革命軍を率いる男が、若き日の白ひげと接点を持っていたかもしれない。
もしこの時の出来事がドラゴンの思想に少しでも影響を与えていたとしたら…と考えると、鳥肌が立ちました。
裏切り者の存在とロックスの本質
ロックス海賊団の中から裏切り者が出た場面も印象的でした。
彼らはただ力で結束していただけで、仲間意識や信頼なんてほとんどなかったんでしょう。
だからこそ簡単に仲間を売り、権力を狙う。
でもそんな裏切り者をあっさりとニューゲートやリンリン、カイドウが倒してしまうところに、「後の四皇」となる器の違いがはっきりと出ていました。
ロックスという船長がいくらカリスマ性を持っていても、その下に集まった海賊たちは結局バラバラだった。
だからこそロックス海賊団は滅び、逆に四皇として独立した彼らは後に世界の頂点に立ったんだろうなと思います。
ガープという存在の怪物性
そして忘れてはいけないのがガープの登場です。
まだ中将の時点でロックス海賊団を真正面から止めようとする姿に痺れました。
軽いノリで繰り出した攻撃が大ダメージを与えるとか、もはや次元が違う強さですよね。
ビッグマムのプロメテウスの攻撃を受けてもノーダメージという描写も衝撃でした。
やっぱりガープは「海軍史上最強」という言葉がただの飾りじゃないと実感します。
カイドウが「戦ってみたい」と言ったのも納得できる話で、むしろこの頃のガープなら四皇たちですら真正面から粉砕できたんじゃないかと思えてしまいました。
レイリーの登場とシャクヤクの強さ
個人的に一番熱かったのはレイリーとソマーズ聖の戦いです。
まだ若い頃のレイリーが全盛期に近い力を見せつけてくれて、読んでいて思わず「これだよ!」と叫びたくなりました。
そしてシャクヤクの描かれ方もよかったですね。
単に攫われるヒロインではなく、元九蛇海賊団の船長として自力で脱出を試みる。
その上で神の騎士団に立ち向かう姿は、やっぱりただの脇役じゃないんだと感じさせられました。
ここでレイリーと出会い、後にロジャー海賊団の仲間たちとも深い関係を築く…そんな未来を思うと、歴史の断片がつながっていく面白さがたまりません。
イム様の影と不穏な未来
1161話を通して見え隠れするのがイム様の存在です。
はっきり姿を現したわけではないのに、その支配の影がどこにでも差しているような描写がゾクッとしました。
なぜそこまで徹底的に世界をコントロールしようとするのか、イムの意志は果たして個人のものなのか、それとももっと古代から続く意思なのか。
世界政府の裏にイムがいるという事実は、ワンピースの歴史をひっくり返す最大の鍵でしょう。
読めば読むほど、この物語は「誰が本当の敵なのか」を考えさせられます。
1162話への期待
読み終わったときに一番強く残った感情は、「この次、何が起きるんだろう」という高揚感でした。
ロジャーとロックスの直接対決がついに描かれるのか、それともまだ裏で動いている何者かがいるのか。
ワンピースはただの戦いではなく、そこに人間の思惑や信念が絡み合うからこそ面白い。
1161話はその典型で、誰一人として「モブ」なんていない。
全員が未来に大きな爪痕を残す人物ばかりで、読み返すほどに重みを増していく回だったと思います。
「ワンピース」1162話ネタバレ
物語はゴッドバレー島をさまようロックス・D・ジーベックの姿から始まります。
ロックスは島の中で、まだ見つからない妻エリスと息子ティーチを必死に探していました。
2人もまたロックスと同じ“デービー一族”の血を引く存在であり、いま行われている「先住民一掃大会」ではSレア級の“脱兎”として命を狙われる立場にあります。
それを理解しているロックスは焦りながらも、ついにエリスとティーチを発見。
短い再会の中で島からの脱出を決意し、ルルシア島へ逃げるよう2人に伝え、後で必ず再会することを約束します。
父として、そして“D”を継ぐ者としての責任を胸に、ロックスは戦場に戻っていきました。
カイドウ、リンリンからウオウオの実を奪う
一方その頃、ゴッドバレーでは“先住民一掃大会”の賞品としていくつかの悪魔の実が用意されていました。
その中のひとつが、あの「ウオウオの実 幻獣種 モデル:青龍」。
のちにカイドウの代名詞となる悪魔の実です。
この実を最初に見つけたのは、当時すでに恐れられていたシャーロット・リンリンでした。
リンリンは息子カタクリに食べさせるつもりで保管していましたが、そこにカイドウが乱入。
リンリンから力づくでウオウオの実を奪い取り、その場で即座に食べてしまいます。
その瞬間、カイドウの身体に異変が起こり、青龍の力が宿りました。
これがのちにワノ国を支配し、世界を震え上がらせる“四皇カイドウ”の誕生の瞬間です。
そしてこの出来事こそ、後年までリンリンが「恩を返せ」と言い続ける“大きな借り”の始まりとなりました。
ロックスVSガーリング聖、伝説の激突
場面は再びロックスへ。エリスとティーチを逃がしたロックスは、追撃してくる海軍や神の騎士団を相手に孤独な戦いを続けていました。
そしてその前に立ちはだかったのは、当時の神の騎士団団長・フィガーランド・ガーリング聖。
2人は剣を交え、壮絶な一騎打ちを繰り広げます。
神を名乗る者すら圧倒するロックスの力は凄まじく、ついにガーリング聖を撃破。
まさに怪物と呼ぶにふさわしい戦闘力を見せつけました。
イム様がサターン聖の身体を支配!?
しかし戦いの余韻も束の間、そこに現れたのは五老星のひとり、サターン聖。
しかもその姿はすでに“牛鬼”のような異形と化していました。
ただ、何かが違う――ロックスはすぐにそれを察知します。
実はこのサターン聖、イム様が「黒転支配(ドミリバーシ)」という能力で肉体を乗っ取っている状態だったのです。
エルバフ編で軍子がそうされていたように、イム様は他者の身体を通してしか表に出られない存在であり、まるで臆病者のように影の中から世界を操っています。
しかし力そのものは圧倒的で、覇王色の覇気もロックスに匹敵するほど。
イム様の支配するサターン聖とロックスの激突が、ついに始まろうとしていました。
伝説は作られたものだったのか?
戦場の別の場所では、カイドウやニューゲートも駆けつけており、まさに歴史の渦中といった混乱が続きます。
次回、ロックスとイム様の戦いが本格化し、伝説とされてきた「ロジャーとガープがロックスを倒した」という記録の真相に迫る展開が予想されます。
もしかすると、これまで語られてきた“ゴッドバレー事件”の歴史そのものが、世界政府によって作られた“偽りの記録”なのかもしれません。
「ワンピース」1163話展開予想

次回1163話では、ついにロックス・D・ジーベックとイム様の直接対決が始まる可能性が高いです。
イム様はサターン聖の肉体を完全に支配し、「黒転支配(ドミリバーシ)」と呼ばれる悪魔的な能力を使いこなしています。
ロックスは圧倒的な覇王色で応戦しますが、イム様の覇気はそれをも上回るほどの禍々しい力を放ちます。
この戦いは単なる能力のぶつかり合いではなく、「Dの意志」と「神の支配」という、世界の根幹にある2つの理念の衝突。
その意味でも、1163話はシリーズ全体の伏線が大きく動くターニングポイントになると考えられます。
カイドウとビッグマム、乱戦に参戦か
ゴッドバレーではすでに、ウオウオの実を奪ったカイドウが暴れ回っています。
その怒りに燃えるリンリン(ビッグマム)も黙ってはいないでしょう。
二人の巨体がぶつかるだけでも島が崩壊しそうな勢いですが、これがロックスとイム様の戦場に流れ込む可能性もあります。
この乱戦の中で、若き日のニューゲート(白ひげ)がどのように動くのかも見どころです。
もしかすると、後にロジャーと並び称されるほどの実力を見せる最初の瞬間が描かれるかもしれません。
ロジャーとガープの登場、歴史の「真実」が明らかに?
ファンが最も注目しているのは、やはり“ロジャーとガープ”の動きです。
これまで「ロックスを倒した」とされる2人が、果たして本当にロックスを打ち倒したのか。
あるいは、彼らは別の目的で戦っていたのか。
1163話では、ロジャーとガープがようやくゴッドバレーに到着し、混乱の中で“真実の戦い”が始まる展開も考えられます。
ロックスが暴れる理由は支配ではなく、「Dの一族」を守るためであり、ロジャーやガープはそれを知った上で“芝居”を打っていた可能性すらあります。
つまり、歴史書に記された「ロックス壊滅」は、世界政府によって作られた“偽りの英雄譚”だったのかもしれません。
ティーチの幼少期と“闇のD”の伏線
また、ロックスの息子ティーチ(のちの黒ひげ)の過去も、ここで少し描かれる可能性があります。
幼いティーチはすでに「眠れない体質」を持っており、これは体が複数の悪魔の実を取り込める理由につながっているのかもしれません。
ロックスがティーチを逃がしたのは、単に家族愛からではなく、「Dの意志を次の世代へ託すため」だったのではないでしょうか。
ロックス→ティーチ→ルフィと、“D”の系譜がゆるやかに受け継がれていく構図が見えてきます。
1163話のラスト予想:ロックスの最期、そして語られない真実
1163話の終盤では、ロックスがイム様との激闘の中で深手を負う展開もあり得ます。
しかし完全に倒されるのではなく、自らの意志で“姿を消す”形になるかもしれません。
それこそが、世界政府が「ロックスはロジャーとガープに討たれた」と記録した理由。
真実を隠すための偽装工作だった可能性が高いです。
そして最後に描かれるのは、ルルシア島へ逃れたエリスと幼いティーチ。
母が息子に「“D”の名を誇りに生きなさい」と語りかけるシーンで終わる展開も想像できます。
もしそうなれば、“ロックス編”はルフィと黒ひげの最終対決への伏線として完璧な幕引きになるでしょう。
まとめ
第1162話では、ロックスの“家族への想い”と、“ゴッドバレー事件”の裏に潜む巨大な真実が描かれました。
カイドウがリンリンから「ウオウオの実 幻獣種 モデル青龍」を奪った瞬間、後の“百獣のカイドウ”が誕生。
一方、ロックスはエリスとティーチを逃がすために、神の騎士団団長ガーリング聖を打ち破り、サターン聖の肉体を操るイム様と対峙。
歴史が歪められた「ロジャーとガープがロックスを倒した」という伝説の真相も、いよいよ暴かれようとしています。
次回「ワンピース」1163話では、ロックスVSイム様の決戦が描かれるのか、それともロジャーやガープ、白ひげたちが参戦するのか――。
ゴッドバレーの結末が、世界の根幹を揺るがす「新たな真実」へとつながっていく予感です。


コメント