「キングダム」850話では、ついに李牧とカイネの結婚式が描かれ、祝福に包まれる一方で不穏な影も漂います。
さらに秦国側では李信・王賁・蒙恬の三人が合流し、次期六大将軍を巡る物語が本格的に動き出しました。
史実の李牧の最期を踏まえると、今回の展開はまさに死亡フラグの連続。
趙との最終決戦に向け、物語は大きな節目を迎えています。
「キングダム」851話ネタバレ確定>>
「キングダム」849話考察

「キングダム」849話では、信が戦場で下す一つひとつの判断が軍全体に大きな影響を与えていることが改めて描かれました。
飛信隊はこれまで数々の激戦を乗り越えてきた経験があり、信の姿勢は隊員たちの心の支えそのものです。
849話でも、信の突撃や叫びが部下に勇気を与え、戦意を高めるシーンが見られました。
しかし今回の戦局はこれまで以上に厳しく、勢いだけで突破できるものではありません。
李牧が敷いた布陣は、勢いを殺すことを目的とした巧妙な仕掛けが組み込まれているため、信は冷静な状況判断を伴う決断を迫られるはずです。
ここで信が精神的にも大将軍らしい成長を見せられるかが、今後の戦いを左右すると考えられます。
王賁の緻密な采配とその危うさ
王賁は秦の中でも随一の戦術眼を誇る将軍であり、冷静な采配によって最小限の犠牲で最大の成果を収めてきました。
849話でも、その采配の冴えが一瞬光る場面がありました。しかし同時に、その論理的な思考が李牧の想定に組み込まれている可能性が高いと考えられます。
李牧は敵将の性格や戦い方を徹底的に分析することで知られており、王賁の緻密な思考そのものを逆手に取る罠を張っているかもしれません。
もし王賁が理屈通りの行動を取り続ければ、その正確さこそが罠に導かれる危険性があります。
冷静な王賁がどの段階で直感や大胆さを見せられるか、それが勝敗を分けるポイントになるでしょう。
蒙恬の柔軟さが光る場面
849話で印象的だったのは蒙恬の立ち回りです。
信の豪胆さと王賁の緻密さ、その二つの極端なスタイルの中間に位置するのが蒙恬です。
柔軟な思考と広い視野を持ち、戦場全体を俯瞰する力を備えている彼は、まさに秦軍の潤滑油とも言える存在です。
849話の時点でも蒙恬は周囲の状況を冷静に観察しつつ、部隊の動きを柔軟に変えて戦線を維持していました。
今後も蒙恬が信と王賁の橋渡し役となり、バランスを保つことで秦軍全体の動きがスムーズに進むはずです。
特に李牧の策略を見抜くのは、蒙恬の柔軟な発想に委ねられる可能性が高いと予想されます。
李牧の布石とその真意
849話では李牧が表立って大きな行動を見せることは少なかったものの、その静かな佇まいの裏には複数の布石が隠されていると考えられます。
これまでの戦いでも李牧は、敵が突破口を見つけたと思った瞬間に大規模な反撃を仕掛け、戦局を一変させてきました。
849話の段階では、秦軍にある種の希望を抱かせつつ、実際には罠の中心へと誘い込んでいるように見えます。
もし李牧がまだ切り札を温存しているのであれば、次回以降で一気に形勢が逆転する可能性は高いです。
李牧の真意を見抜くことができなければ、秦軍は大きな損害を被ることになるでしょう。
849話に隠された伏線
849話にはいくつかの伏線らしき描写も散りばめられていました。
たとえば、信の周囲で描かれる兵士たちの反応は、彼が今や単なる将ではなく「大将軍の器」として見られていることを示しており、今後の大きな飛躍を暗示しています。
また、王賁の思考の一瞬の迷いや蒙恬の小さな気づきなど、細かい描写が後の展開につながる可能性もあります。
さらに、李牧の余裕ある態度は、まだ趙軍が隠し持つ戦力や策が存在していることを強く示唆しています。
849話はまさに嵐の前の静けさともいえる章であり、次の展開への期待を大きく膨らませるものでした。
今後の展開予想
849話を踏まえると、次回850話以降では秦軍の若き三将の動きが試される展開になることが予想されます。
信は突撃を続ける中で、勢いだけではなく戦略的な判断を迫られ、大将軍らしい成長を示す場面が訪れるでしょう。
王賁は自身の論理的な采配が李牧の策に絡め取られる危機に直面するかもしれませんが、それを打破できれば新たな一面を見せるはずです。
そして蒙恬は、その柔軟さと洞察力を武器に、李牧の仕掛けをいち早く察知して秦軍を救う役割を果たす可能性があります。
最終的には三人の個性が融合することで、秦軍は難局を突破するのではないかと考えられます。
「キングダム」850話ネタバレ

「キングダム」850話では、まさかの展開から物語が大きく動き出します。
李牧とカイネの関係に大きな変化があり、さらに秦国の三大将軍候補がついに揃うという熱い回でした。
李牧とカイネの結婚
850話の冒頭では、カイネにとって夢のような瞬間が訪れます。
李牧との正式な結婚式が武安で執り行われ、カイネは頬を真っ赤にして喜びを隠せません。
周囲の趙の武将たちも祝福し、花びらが舞う華やかな場面が描かれます。
ただ一人、馬南慈だけは不満げ。
長年仕えてきた李牧をカイネに取られたような気持ちからか、嫉妬心を隠せない姿も見られました。
このあたりの人間模様も「キングダム」らしいところです。
結婚式の場では「雁門でも盛大な式を挙げよう」という話も出ますが、同時にそれが死亡フラグのように描かれているのも印象的。
戦に勝てるのか、そもそも誰が生き残るのか、緊張感が漂います。
李信・王賁・蒙恬の集結
一方、秦国では黄河を渡る壮大な艦隊が描かれ、李信が王賁と合流。
そしてその対岸では蒙恬が待ち受けており、ついに三人が揃いました。
三人は次期・六大将軍の有力候補。
現状の六大将軍は蒙武・王翦・楊端和の三人しか残っておらず、空席がちょうど三つ。
この布陣を見れば、李信・王賁・蒙恬が新たな六大将軍に任じられるのはほぼ確実でしょう。
しかし蒙恬は「三人の誰かが李牧を討たねばならない」と冷静に分析します。
秦国の宿敵であり、最強の武将と評される李牧を超えてこそ、新たな将軍への道が開かれるというのです。
史実と物語の行方
史実では、李牧は戦で討たれるのではなく、趙王・幽繆王の側近である郭開の裏切りによって失脚。
功績を無にされ、処刑されるという悲劇的な最期を迎えます。
司馬尚も討たれることはなく、実際の歴史では秦国が趙を追い詰めるまでには長い年月を要しました。
「キングダム」ではどう描かれるのか。李牧の死が史実通り“謀殺”として描かれるのか、それとも李信・王賁・蒙恬の三人が関わる形に改変されるのか、大きな注目ポイントです。
また、この戦は半年以上にわたる長期戦になると示唆されており、秦国にとっても消耗戦。
物語としても、これまでにないスケールで描かれていくことが予想されます。
「キングダム」851話展開予想

850話では李牧とカイネの結婚、そして李信・王賁・蒙恬の三人がついに揃うという大きな動きがありました。
次の851話では、いよいよ戦の本格的な幕開けが描かれていくはずです。
李牧とカイネの関係の進展
結婚式を終えた李牧とカイネですが、早くも「雁門でも盛大に式を挙げたい」という話が出ており、それが逆に死亡フラグを漂わせていました。
851話では、その後の二人のやり取りが描かれ、カイネが「これが夢じゃないか」と幸せを噛みしめる場面が続きそうです。
ただ同時に、戦に臨む李牧が冷静に戦局を見据える姿も描かれるはず。
李牧は史実では謀殺によって非業の死を遂げますが、漫画ではカイネとの関係が李牧の精神的な支えとして強調されていくでしょう。
秦軍の動きと三大将軍の集結
秦軍側は黄河を渡って李信・王賁・蒙恬の三人が揃いました。
851話では、三人のやり取りがさらに詳しく描かれ、互いにライバルでありながらも「李牧を討たねばならない」という共通の意識を持つ展開になりそうです。
特に蒙恬が戦略的な冷静さを見せ、李信と王賁に対して「次の六大将軍に任じられるには、この戦での功績が決め手になる」と語る場面がありそうです。
信は熱血で突き進もうとし、王賁は冷静に「自分こそが討ち取る」と主張する――そんな三人の関係性がより鮮明になる予感です。
趙軍の布陣と司馬尚の存在
趙軍側は李牧に加えて司馬尚も控えています。
司馬尚は史実でも討たれることなく存命しており、趙の最終防衛ラインを支える存在です。
851話では司馬尚が初めて大きく動き出す可能性が高いでしょう。
李牧の知略と司馬尚の武力。
この二人が揃うことで、秦軍にとっては容易に突破できない強大な壁となります。
今後の長期戦への布石
史実に倣えば、この戦いは半年以上続く長期戦になります。
851話では「秦軍が黄河を渡り、趙軍といよいよ対峙する」という導入的な展開で終わりそうです。
つまり、まだ大きな戦闘は始まらず、両軍の布陣や初動が中心になると考えられます。
まとめ
851話では――
- 李牧とカイネの結婚後の余韻と、新たな決意
- 李信・王賁・蒙恬が次期六大将軍を意識しつつ連携
- 趙軍の司馬尚がいよいよ動き出す布石
- 本格的な激突直前の緊張感ある描写
こうした流れになるのではないでしょうか。
いよいよ趙との最終決戦が本格的に始まる、序章的な回になると予想します。
まとめ
850話は、李牧とカイネの結婚という意外な幸せと、秦の三大将軍候補の集結という二つの大きな出来事が同時に描かれた回でした。
祝福の裏に潜む不安や、史実での李牧の悲劇的な最期を知っているからこそ、読者にとっては一層緊張感のある展開に見えます。
これから始まる趙との最終決戦は、長期戦となるようで、李信・王賁・蒙恬がどのように李牧へ挑むのかが最大の注目ポイントとなりそうです。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました^^


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