『キングダム』880話は、李牧の包囲が完成した直後の戦場で、飛信隊が押し込まれ続ける流れから、どこを破るかを探る段階へ移る回になると考えられます。
退却の動きは止まりきらず、前線と後方のズレが残ったまま戦闘が続くため、隊の形を整える余裕がありません。
「キングダム」879話考察

『キングダム』879話は、878話で完成した李牧の包囲網が本当に機能するのか、それとも飛信隊・羌瘣隊・楽華隊が力ずくで食い破るのかが描かれる回になると考えています。
878話では飛信隊が絶望的な状況に見えましたが、原泰久先生はこれまでも「完全に詰んだように見える局面」から逆転の糸口を作ってきました。
今回も単純に飛信隊が押し潰される展開にはならないでしょう。
李牧は勝ちを確信しているのか
878話で最も気になるのは、李牧が自ら前線へ姿を見せたことです。
これまでの李牧は、自分が討たれる危険を極力避けながら戦場全体を動かしてきました。
しかし今回は邯鄲の目前で自ら姿を現し、飛信隊を包囲しています。
これは勝利を確信しているからとも考えられますが、逆に言えば李信・羌瘣・蒙恬という秦軍の主力が一気に自分へ向かってくる危険も抱えています。
李牧ほどの人物なら、その危険性を理解していないはずがありません。
だからこそ879話では、李牧自身が戦うというより、李信を自分のところまで近づけないための壁が次々と現れるのではないでしょうか。
可了貂の退却命令
878話では可了貂が攻城中止を命じました。
ただし命令を出しただけで全軍が綺麗に動ける状況ではありません。
城壁を登っている兵、地上で戦っている兵、羌瘣隊と合流している部隊など、それぞれ置かれている状況が違います。
そのため879話では「退却命令が出たのに退却できない兵」が大量に出ると思われます。
特に梯子の途中にいる歩兵たちは非常に危険です。
下へ降りれば李牧軍が迫り、上へ進めば邯鄲守備軍が待っています。
この中途半端な位置にいる兵たちをどう救うのかが、可了貂の腕の見せ所になるはずです。
羌瘣が動く理由
羌瘣は飛信隊の中で最も冷静な判断ができる人物です。
その羌瘣ですら878話では驚きを隠せず、李信の元へ向かおうとしていました。
ここから考えると879話では、羌瘣が全軍を救うためではなく、まず李信を守るために動く可能性が高いでしょう。
李信が討たれれば飛信隊は戦えなくなります。
逆に李信が生きていれば、どれだけ苦しい状況でも兵たちは前を向けます。
羌瘣が優先するのは退路の確保ではなく、李信の周辺を守ることになるのではないでしょうか。
蒙恬が気づいた違和感
877話から続いている最大の伏線は蒙恬です。
蒙恬だけが趙軍の配置に違和感を持ち、行方不明になった部隊の存在を警戒していました。
結果として、その読みは完全に当たっています。
ここで重要なのは、蒙恬がまだ包囲網の外側にいることです。
飛信隊や羌瘣隊はすでに包囲の中ですが、楽華隊は違います。
つまり現在の戦場で最も自由に動けるのは蒙恬です。
879話では楽華隊がどこへ突入するかではなく、「どこを崩せば飛信隊が助かるか」を蒙恬が見抜く場面が描かれるかもしれません。
李信は前進を選ぶ
李信はこれまで何度も不利な状況を経験しています。
しかし李信の戦い方は一貫しています。
守り切るのではなく、敵将へ向かって状況そのものを変える戦い方です。
今回も李牧が目の前にいる以上、退却だけを選ぶとは思えません。
むしろ879話では「李牧を討てば包囲は終わる」という考えに切り替え、前へ出る可能性があります。
普通に考えれば無謀ですが、飛信隊は昔からその無謀な一手で局面を変えてきました。
879話の見どころは「飛信隊がどれだけ苦しいか」ではありません。
本当の注目点は、李牧が完成させた包囲網に最初の綻びが生まれるかどうかです。
羌瘣は李信を守るために動き、蒙恬は包囲の弱点を探し、李信は李牧へ向かう道を探すことになるでしょう。
李牧が優勢であることは間違いありません。
しかし、李牧が前線へ姿を見せた以上、趙軍にも大きなリスクが生まれています。
879話は飛信隊の反撃が始まる回ではなく、「反撃できる可能性」が初めて見える回になるのではないでしょうか。
「キングダム」880話ネタバレ確定

『キングダム』880話は、李牧が完成させた包囲網の中で飛信隊が限界を迎え始める一方、蒙恬が戦場へ本格的に介入する回になると予想します。
878話では李牧の罠が明らかになり、879話では飛信隊が整った陣形を作れないまま押し込まれる流れが描かれるはずです。
その続きとなる880話では、「どう逃げるか」ではなく「どこを破るか」が焦点になります。
李牧軍の弱点
李牧軍は大軍ですが、無限に兵がいるわけではありません。
飛信隊を包囲するためには広い範囲へ兵を配置する必要があり、どこかには必ず薄い場所が生まれます。
蒙恬は877話の段階から敵兵の動きに違和感を抱いていました。
消えた趙軍の存在に最初に気づいたのも蒙恬です。
つまり現在の戦場で最も全体を見られている人物は李信でも羌瘣でもなく蒙恬です。
880話では蒙恬が包囲網全体を観察し、「ここなら破れる」という一点を見つける可能性があります。
守りを捨てる
李信は包囲戦になると守るよりも攻める選択をしてきました。
朱海平原でもそうでしたし、趙峩龍軍との戦いでも受けに回るより突破を狙いました。
今回も同じ流れになるでしょう。
李牧軍の圧力が強まるほど、李信は後退より前進を選ぶはずです。
可了貂が退却を叫び続けても、李信の頭にあるのは李牧だけではないでしょうか。
そのため880話では、「包囲を抜ける」ではなく「李牧本陣へ突っ込む」という発想が出てくる気がします。
羌瘣が狙う相手
羌瘣は李信と違い、真正面から大軍へ突っ込むタイプではありません。
もし李牧軍を崩すのであれば、軍師や伝令を狙う可能性があります。
今回の包囲は各部隊が正確に連携しているから成立しています。
逆に言えば、その連携が乱れれば包囲網は一気に歪みます。
羌瘣は敵将討ちではなく、包囲を維持している指揮系統を切る役割を担うかもしれません。
邯鄲側の異変
見落とされがちですが、邯鄲の城内も完全に安全ではありません。
飛信隊が城壁まで到達した事実だけでも、趙の文官たちは混乱しています。
趙王は李牧の勝利よりも「なぜ敵を王都の前まで来させたのか」を問題視する人物です。 (アニメイトタイムズ)
もし李牧が包囲戦に集中している最中に朝廷側から余計な命令が出れば、戦場と邯鄲内部で温度差が生まれます。
この火種が後々大きな問題になる可能性もあります。
動き始める伏線
ここまで飛信隊、羌瘣軍、楽華隊ばかりが描かれていますが、秦軍の総大将は王翦です。
李牧ほどの相手が飛信隊だけを包囲するために大軍を動かしたのであれば、その分だけ別の場所は薄くなります。
王翦がその変化を見逃すとは思えません。
880話の終盤では、王翦軍が別方向で動き出す伏線が入る可能性があります。
880話は飛信隊が苦境を脱する回ではなく、「反撃の形が見える回」になると考えます。
李信は李牧へ向かう意思を固め、羌瘣は包囲の内部を崩すために動き、蒙恬は包囲網の弱点を見抜きます。
そして最後には楽華隊が狙いを定めて突撃を開始し、李牧が初めて表情を変える場面で終わるのではないでしょうか。
そこまで進めば881話では飛信隊救出と李牧包囲網突破が本格的に始まるはずです。
キングダム881話展開予想

『キングダム』881話は、飛信隊が包囲網の中で耐える段階を終え、「どこを破って生き残るか」という局面へ入る回になると予想します。
879話から880話にかけて飛信隊は押し込まれ続けますが、原泰久先生はここでそのまま壊滅させる展開を描くタイプではありません。
むしろ、絶望的な状況の中から突破口が見え始める流れになる可能性が高いでしょう。
飛信隊の中で起きる変化
包囲戦が長引けば長引くほど不利になるのは飛信隊です。
兵力では劣り、後方には李牧軍、前方には邯鄲の城壁があるため、普通に戦えば消耗戦になります。
しかし飛信隊はもともと消耗戦を得意とする軍ではありません。
信が敵将へ向かって道を切り開き、その突破力で戦局を変えてきた軍です。
そのため881話では、防御より突破を優先する流れになると考えられます。
可了貂も退却にこだわるのではなく、「一番薄い場所を破る」という方向へ考えを切り替えるのではないでしょうか。
蒙恬が戦場を動かす
881話最大の見どころは蒙恬になる気がします。
878話の時点で敵の動きに違和感を抱いていたのは蒙恬だけでした。
つまり現在の戦場で最も冷静に全体を見られる人物でもあります。
李信は怒りと焦りの中にいます。羌瘣も李信を守る意識が強くなっています。
その中で蒙恬だけが戦場全体を俯瞰できる立場にいます。
楽華隊が包囲網の外側から一点へ突撃し、飛信隊と合流する道を作る展開は十分あり得ます。
李牧が想定していない動き
李牧は飛信隊を包囲するところまでは読んでいます。
ただし、楽華隊まで含めた全ての行動を完全に支配できるわけではありません。
特に蒙恬は李牧からも高く評価されている将軍です。
若い世代の中では最も読み合いに強い人物として描かれてきました。
そのため881話では、李牧が想定していた包囲の形に小さなズレが生まれる可能性があります。
戦場は大軍同士がぶつかる場所ですが、最後に勝敗を左右するのは「一箇所の綻び」であることが少なくありません。
羌瘣が狙う場所
羌瘣は正面で兵を倒し続けるよりも、敵軍の中枢を切り裂く方が力を発揮します。
もし飛信隊が突破を狙うなら、羌瘣は李信の隣ではなく少し外側を動くはずです。
伝令、軍師、本陣周辺の指揮役などを狙えば、包囲網の連携に乱れが生まれます。
李牧軍の強さは兵数だけではなく統率力です。
その統率を一瞬でも崩せれば、飛信隊に生き残る道が見えてきます。
邯鄲側の焦り
意外と見落とされがちなのが邯鄲内部です。
城内の守備兵ですら李牧の策を知らなかったのであれば、朝廷側はさらに混乱しているはずです。
趙王は敵が王都まで到達した事実に激怒しており、郭開も自分の立場を守ることしか考えていません。
李牧が戦場で勝ちかけていても、朝廷が余計な命令を出せば状況は変わります。
李牧最大の敵は秦軍ではなく趙王という構図が、再び強調される可能性もあります。
881話は飛信隊が救われる回ではなく、「助かる可能性が見える回」になると予想します。
李信は突破を決意し、羌瘣は敵軍内部へ切り込み、蒙恬は包囲網の弱点を見抜きます。
そして楽華隊がついに戦場へ本格介入し、李牧軍の一角へ襲いかかるところまで進むのではないでしょうか。
李牧が初めて予定外の動きを強いられ、包囲網に小さな亀裂が入った場面で終われば、882話への引きとして非常に大きな盛り上がりになると思います。
まとめ
「キングダム」880話では、飛信隊が包囲の中で耐えるだけでは持たなくなり、突破するための動きへ切り替える流れが描かれると見ます。
李信は後退を選ばず前へ出る意識を強め、周囲の兵もそれに引き寄せられるため、前方に戦力が集中しやすくなります。
一方で側面と後方の密度が下がり、李牧軍の横からの圧を受ける場面が増えます。
羌瘣は李信の位置を支えながらも、敵の内部へ切り込む動きを見せ、連携を乱す狙いを取る可能性があります。
戦場の外側では楽華隊が接近しており、どこへ入るかの判断が遅れるほど飛信隊の損耗は広がります。
包囲はまだ崩れませんが、どこか一箇所に綻びが生まれれば一気に形が変わる段階まで進み、その直前で次の展開へ繋がると予想できます。


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